世界遺産は、不動産のみ

世界遺産に登録されるものは、どんなものがあるのでしょうか。

詳しく知りたくなったので、ウィキペディアで調べてみました。

そのウィキペディアから引用しました。

登録される物件は不動産、つまり移動が不可能な土地や建造物に限られる。

そのため、たとえば寺院が世界遺産になっている場合でも、中に安置されている仏像などの美術品(動産・可動文化財)は、通常は世界遺産登録対象とはならない。

ただし、東大寺大仏のように移動が困難と認められる場合には、世界遺産登録対象となっている場合がある。

このような対象の設定に対する限界が、のちの無形文化遺産の枠組みに繋がったが、この点は後述する。

世界遺産に登録されるためには、後述する世界遺産登録基準を少なくとも1つは満たし、その「顕著な普遍的価値」を証明できる「完全性」と「真正性」を備えていると、世界遺産委員会から判断される必要がある。

その際、同一の歴史や文化に属する場合や、生物学的・地質学的特質などに類似性が見られる場合に、「連続性のある資産」(シリアル・ノミネーション・サイト)としてひとまとめに登録することが認められている。

たとえば、イギリスとドイツという国境を接しない2カ国の世界遺産であるローマ帝国の国境線や、10カ国の世界遺産であるシュトルーヴェの測地弧などはその好例である。

原爆ドーム。登録の際には戦争遺跡は世界遺産条約の対象外とする米国などが反発した。

また登録された後、将来にわたって継承していくために、推薦時点で国内法等によってすでに保護や管理の枠組みが策定されていることも必要である。

日本の例でいえば、原爆ドーム世界遺産推薦に先立ち、文化財保護法が改正されて原爆ドームの史跡指定が行われたことも、そうした点に合致させる必要があったためである。

日本の場合、文化遺産候補は文化庁、自然遺産候補は環境省林野庁が主に担当する。

これに文部科学省国土交通省などで構成される世界遺産条約関係省庁連絡会議で推薦物件が決定される。

推薦物件は、暫定リストとして、外務省を通じユネスコに提出される。

なお、世界遺産リストへの推薦は、各国の関係機関しか行うことはできない。

ただし、危機遺産リストへの登録の場合は、きちんとした根拠が示されれば、個人や団体からの申請であっても受理されることがある。

とありました。

世界遺産は、不動産のみなんですね。

今まで知らなかったので、調べてよかったです。

 

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